===自分史の執筆に挑戦中!===
オランダの幼稚園でできた
新しい友達・Sharon。
あるときから、私にいろんな声を
かけてくれるようになりました。
Sharonはオランダ人。
私と同じ年齢なのに
ものすごく背が高くて、
ブロンドのカーリーヘアが美しい子。
私はそんな髪が羨ましくて
横にいるときはいつも
Sharonの髪を触っていました。
一方のSharonは、
私のツヤツヤした黒髪の直毛が
珍しかったようで、
いつも髪を撫でられていたのを
覚えています。笑
▲ブロンドのSharonと黒髪の私
とにかくいつも一緒に遊び、
Sharonとのコミュニケーションを通して
私のオランダ語はメキメキと
上達していきました。
ここで出でくるのが、こんな疑問。
/
・私はどうやってオランダ語で
コミュニケーションしていたのか?
・どうやってオランダ語を習得したのか?
\
幼少期のことなので
頭で考えてもわからず、
思い出しようもないのですが、
実は昨年、Sharonの両親が来日し、
30数年ぶりに再会した際、
その真相が明らかになりました。
Sharonのお母さんの話によると
私がオランダ語を習得した
プロセスというのがこれ↓
Norikoは最初の頃、オランダ語の語順がめちゃくちゃで(おそらく日本語の文法で話してた)、そのことを理解したSharonがオランダ語の語順をあえて日本語の語順に並べ替えて、Norikoが分かるように話しかけてたよ。
For example in English, ”You apple eat.”
…Sharon、賢すぎる!
今思い返すと
オランダでのこの経験は、
/
言葉が伝わらない中
どうやって人と意思疎通を図るか?
\
のトレーニングになってました。
✴︎綺麗な言葉で伝えられなくても、
キーワードを並べ連ねてみる。
✴︎ジェスチャーしたり、
絵に書いてみたりすることで
要点や主旨を確認してみる。
✴︎相手の表情や様子をじーっと観察してみる。
✴︎そのときの状況や環境から
相手が考えそう/感じそうなことを
想像してみる。
「人がいわんとしてることを
捉えるのが得意だよね」
と言われることが多い私ですが、
きっとこんな環境の中で
培われたものは多いはず。
「私」の原型を形作った
大切な経験のひとつです😌
▲毎年12月に行われる Saint Nicklaus Day。クリスマスの行事です。
>>「矢澤典子の人生ストーリー《8》」に続きます。